3.15.2010

INDY 2010-01 São Paulo, Brazil

第1戦-いよいよ今年もインディ・レースが開幕した。
インディが始まると、これから夏に向かっていくという気分になれる(実際、日曜から夏時間だしね)。今年の開幕戦はブラジル・サンパウロから。事故アリ悪天候アリと波乱だらけだってけれど、なかなか面白いレースだった。

上位には昨年の事故から復活したWill Power、バトルを繰り広げた Ryan Hunter-Reay、これまた怪我から復帰したVitor Meiraが3位と、思わず応援したくなるドライバーが並んだ。個人的には Ryan Briscoeがいい感じでトップを走ってたのに、脱落してしまったのが残念だった。あと、折角の地元だから Tony Kanaan や Helio Castroneves の活躍を見たかったけどね・・・。





今年から、インディに参戦した佐藤琢磨。F1から来た実力を見せつけてくれるかと思いきや、まさかの(と言うか、やっぱり)スタート直後 2.2秒でリタイヤ。「多重クラッシュに巻き込まれて」なんていうコメントや日本での報道があるようだが、上の映像を見れば原因を作ったのは琢磨だと普通は思うハズ。チームメートの Mario Moraes までが派手に吹っ飛んで、Marco Andretti の上に乗ってしまった。

事故を責めても仕方ないが、あれだけ路面が悪かったのだし、わざわざブラジルまで出向いてのシーズン開幕の瞬間だったのだから、スタートだけでも無理せず慎重に走れば良かったのに、と思う。初っ端から長々とイエローになってしまって、TV放送のアナウンサーも落胆していた。殿様商売のようなF1とは違って、NASCAR に比べてもスケール不足、スポンサー不足なIRLなのだから、なんとか皆で盛り上げようとしている気持ちも察して欲しいものだ。ファンやスポンサー、他のチームや関係者あってのレースなのだから。

事故の後で、MarcoはTV中継のインタビューに応えていたけれど、琢磨や Mario Moraes からは実況中は一言もコメントがなかった。そういう事後対応が(言葉の上手下手に関係なく)ちゃんと出来るかどうでも、印象を大きく左右するものだ。
アメリカで成績も残せず、事後対応や態度も良くなかった日本人ドライバーだと松浦選手を思い出してしまうが、ホント、現地でレース観戦に行くとこっちまで片身が狭い思いをするので、勘弁して欲しい。そう言えば、松浦選手も茂木の一周目で自爆してたっけ。

Newman/Haas/Laniganに移籍した武藤選手には頑張って欲しいし、ロジャー安川も早くIndy500のスポット参戦のシートが決まったらいいのに、と願っている。