先週の土曜日は久し振りに暖かで良い天気だったが、朝から野暮用があり、一人で郊外に出かけた。
用事が終わったのは昼過ぎで、帰りがけに久し振りに「ミツワ」に寄った。
新宗教の教義を社是としたり、総本部を香港に移すなど異色の存在だったヤオハンが、戦後初の社債デフォルト(債務不履行)にまで陥って営破経綻したのが1997年(山一證券の破綻と同じ)。元社員が独立してアメリカでのチェーンをそのまま引継いで「ミツワ」になったそうだが、その後の日本ブームのお陰なのか、昔より賑わっているように感じる時もある。本屋の位置が変わったぐらいで店内の雰囲気も当時とほとんど変わってなくって、いまだについ会話の中で「ヤオハン」と言ってしまう。
さて、妻に頼まれた買い物をこなし、仕上げに本屋で雑誌を3冊買った。
1) ひよこクラブ4月号 <妻の手元に直行
創刊初期の「たまひよ」の仕事をしていた昔馴染みの親友よ、今もどこかで元気か?ついにウチも「ひよこクラブ」を初めて買ったぜ。
当時聞いた話を思い出した。誌面をすべて読者モデルで構成して参加型を強調することで、出来るだけ登録読者を集める>これをマーケティング調査に生かすだけじゃなく、主幹事業である進研ゼミの生徒獲得につなげる…なかなかのビジネスプランだと思ったよ。お腹の中で受精卵の時から、受験勉強の通信教育の売り込みが始まっているなんて、これよりも先手を打つセールス戦略はないだろうからね。
日本に居たらウチも「こどもちゃれんじ」とか申し込むのかな。
2) カメラ日和 vol.36 特集:赤ちゃん
なんて絶妙なタイミングの特集なんだろう。しかも、藤代冥砂『もう、家に帰ろう2』 特別インタビュー付き<何よりもこれが読みたかった。
僕も頑張ってシャシンを撮らなくては。良い画が撮れたなら、機材やレンズ購入に対する妻の眼も甘くなるであろうという、相乗効果にも期待しつつ。フフフ。
3) rockin'on 5月号
滅多に買わなくなったけど、それでも本屋に行くとまず探すのがこれ。中学生の頃からだから、なんだかんだで、一番付き合いの長い雑誌。
昔はアングラ同人誌的な投稿原稿が沢山載っていて、あれはあれで、面白かったんだけどな。好きだった深夜番組がゴールデンに移ったら、あまり見なくなった、そんな感じ。今回は特集が「FOO FIGHTERS、新作 & ニルヴァーナの全てを語る」だったので、買った(立ち読み出来ないようカバーかかってたし)。
それにしても、先日youtubeで公開されたフーファイのスタジオライブは良い。それまで泣いてたうちの息子も黙ってじっとみてた。1080HDで新譜全曲50分、そのままDVDで売れるようなクオリティ。アルバムプロモーションもこんな手法の時代になったか。シアワセだ。日本ではPVでさえ有料配信したり、初回盤特典とか、出し惜しみしたりするのに。
気温が70度Fを超えたので、帰り道は今年初めてのトップダウンで。毎年初めて屋根を開ける時には、やっぱりワクワクするものだ。リースが残っているから乗り続けているが、息子を乗せたら屋根は開けられないし、2ドアだし、この車もいずれ手放さなければならないだろう。
息子よ、君もいつかコンバーチブルの醍醐味を覚えてくれたらいいな。
なかなか気持ちの良いものだよ。